間水(読み)かんすい

精選版 日本国語大辞典 「間水」の意味・読み・例文・類語

かん‐すい【間水】

〘名〙
中世大和で、ある荘園引水が終わり、次の荘園への給水が始まるまでの用水のこと。申請に従って必要とする荘園に引かれた。
大乗院寺社雑事記‐康正三年(1457)八月八日「能登・岩井両河用水事、去一日より四十八町給之。今日間水也。明日九日より可引漑之由、神殿庄捧目安

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デジタル大辞泉 「間水」の意味・読み・例文・類語

けん‐ずい【間水/×硯水/建水】

1日2食であった時代に、朝食夕食との間にとる間食
昼食を―といふ」〈本朝文選・南都賦〉
三食以外に飲食する餅や酒など。間食。
三時食物の外に…酒餅の類を与ふるを―といふ」〈閑田耕筆
異称玄水

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