朝日日本歴史人物事典 「関直之」の解説
関直之
生年:嘉永3(1850)
明治大正期,東京湾周辺における養魚業,貝類養殖業の先駆者。明治10(1877)年,深川平井町で養魚を開始。その後,東京湾に面した深川洲崎の渋沢栄一所有の遊覧用の園池を利用して鰻,鯉,鯔の養殖を行った。同30年には前田家の養魚池を長期借入して渋沢栄一らと共同で洲崎養魚株式会社を設立し事業を拡張した。<参考文献>『渋沢栄一伝記史料』58巻
(加瀬和俊)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報