闇取引(読み)やみとりひき

精選版 日本国語大辞典 「闇取引」の意味・読み・例文・類語

やみ‐とりひき【闇取引】

〘名〙
① 自由販売を禁じられているものをひそかに売買したり、一定価格の定められているものをひそかに価格を変更して売買したりすること。公式機構販路、価格によらないで内密に行なう商取引。闇(やみ)。〔毎日新語辞典(1939)〕
② 公然とすべき交渉などを、当事者間でこっそりと行なうこと。
※新能率生活(1945)〈上野陽一回顧「すべて堂々としてゐるところがない。すべてがヤミ取引である」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「闇取引」の意味・読み・例文・類語

やみ‐とりひき【闇取引】

[名](スル)
定められた販路によらず、ひそかに売買したり、公定価格でない値段で売買したりすること。
交渉などを、世間に隠れてこっそり行うこと。「対立候補と闇取引する」
[類語]密輸密貿易密輸出密輸入潜り違法不法脱法違反無法不正非合法無許可無免許無資格取引交渉折衝裏取引ネゴシエーション

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android