闕腋の袍(読み)けってきのほう

精選版 日本国語大辞典 「闕腋の袍」の意味・読み・例文・類語

けってき【闕腋】 の 袍(ほう)

武官および幼童束帯の際に着ける袍。襴(らん)がなく、両腋の下をほころばせたもの。わきあけ。襖(あお)。けってき。
西宮記(969頃)一九「三府出居将佐等、着闕腋袍、靴等、余皆如例」

けつえき【闕腋】 の 袍(ほう)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「闕腋の袍」の意味・読み・例文・類語

けってき‐の‐ほう〔ケツエキ‐ハウ〕【××腋の×袍】

両わきの袖付けの下を縫い合わせないで開け広げたままのらんがなく、動きやすくしたもの。武官や幼年束帯に用いた。縫腋ほうえきの袍に対していう。わきあけ。あお。闕腋。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「闕腋の袍」の意味・わかりやすい解説

闕腋の袍
けってきのほう

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android