阪急電鉄[株](読み)はんきゅうでんてつ

百科事典マイペディア 「阪急電鉄[株]」の意味・わかりやすい解説

阪急電鉄[株]【はんきゅうでんてつ】

京都〜大阪〜神戸間および大阪北郊に路線網をもつ大手私鉄。阪急と略称。1907年箕面(みのお)有馬電気軌道として設立,のち阪神急行電鉄と改称,1943年旧京阪電気鉄道を合併して京阪神急行電鉄となる。1949年京阪電気鉄道の路線を分離。1973年現社名に改称。鉄道延長146.5km。神戸線,京都線,宝塚線などを営業するほか,不動産,流通,宝塚歌劇団などを兼業,阪急グループの中核をなす。初代社長小林一三着想による沿線宅地造成分譲ターミナルデパートの経営は私鉄における先鞭となった。2006年6月阪神電気鉄道を買収,同年10月阪急阪神ホールディングスと改称した。現在は阪急阪神ホールディングスが,阪急電鉄と阪神電気鉄道を完全子会社として抱える体制となっている。
→関連項目大阪[駅]オリックス[株]阪急百貨店[株]

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