防振双眼鏡(読み)ボウシンソウガンキョウ

デジタル大辞泉 「防振双眼鏡」の意味・読み・例文・類語

ぼうしん‐そうがんきょう〔バウシンサウガンキヤウ〕【防振双眼鏡】

手ぶれ補正をする機構を備えた双眼鏡。手などから伝わる振動センサーで捉え、可動するレンズまたはプリズムを常に振動と相殺するよう制御し、視界を安定させる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「防振双眼鏡」の解説

防振双眼鏡

手ブレ補正機能付き双眼鏡のこと。手持ちで倍率を高めても視界が安定し、対象物を鮮明に見ることができる。手ブレをセンサーで検出してプリズムをモーター駆動し、揺れを相殺する仕組みが主流。1990年代半ばに市場に登場し、当初バードウォッチング天体観測ニーズが一般的であったが、2010年代にかけて高性能化し、かつ小型・軽量化したことでコンサート観劇などでの需要も高まった。

(2019-11-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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