(読み)ぼう

精選版 日本国語大辞典 「防」の意味・読み・例文・類語

ぼう バウ【防】

〘名〙 令制で、辺境の軍事施設。大宰府周辺の外敵侵入に備えた施設。そこに配置された兵士防人といわれる。
令義解(718)軍防「凡兵士上番者。向京一年。向防三年。不行程

ほさ・く【防】

〘他カ四〙 =ふせぐ(防)
※地蔵十輪経元慶七年点(883)一「諸の怨敵を防(ホサク)こと塹のごとく城のごとし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「防」の意味・読み・例文・類語

ぼう【防】[漢字項目]

[音]ボウバウ)(呉) [訓]ふせぐ つつみ
学習漢字]5年
ふせぐ。くいとめる。「防衛防寒防御防止防戦防毒防犯防備警防攻防消防予防
侵入をおさえるための備え。「海防国防辺防
水があふれるのをくいとめる土手。「堤防
周防すおう国。「防州防長
[名のり]ふせ
難読防人さきもり周防すおう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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