阿世(読み)あせい

精選版 日本国語大辞典 「阿世」の意味・読み・例文・類語

あ‐せい【阿世】

〘名〙 世俗にこびへつらうこと。世間の人におもねること。→曲学阿世(きょくがくあせい)
社会百面相(1902)〈内田魯庵付録売文阿世(アセイ)以て当世寵児たるを争ふ鄙心を蔵せざるは」 〔史記‐儒林伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「阿世」の意味・読み・例文・類語

あ‐せい【×阿世】

世間の人におもねること。世俗にこびへつらうこと。→曲学阿世
「売文―以て当世の寵児たるを争う鄙心ひしんを」〈魯庵・「破垣」発売停止に就き当路者及江湖に告ぐ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「阿世」の読み・字形・画数・意味

【阿世】あせい

世におもねる。

字通「阿」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android