出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
鹿児島県北西部の天草灘に面する港市。1952年市制。人口2万3154(2010)。市の大部分は出水(いずみ)山地西部の山地で平地に乏しく,西流する高松川河口だけに小平野が開け,古くから地方の小中心であった。阿久根港,倉津港などの良港があって,アジ,サバ,イワシ,タイなどが水揚げされ,水産加工も盛んである。1912年波留(はる)地区に温泉(食塩泉,43~46℃)が発見され,観光保養地としても着目され,沿岸2kmにある大島を含めた県立自然公園が53年に成立した。また北部の長島との間にある黒ノ瀬戸は日本有数の急潮流で知られ,連絡船が悩まされていたが,64年架橋された。農産物として最も産額の多いのはミカン,ボンタンなどの果物類である。波留地区の水田はツルの渡来地として知られたが,ここへはツルは渡来しなくなり,すでに住宅地化されている。肥薩おれんじ鉄道線が通る。
執筆者:服部 信彦
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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