阿部慎之助(読み)あべ しんのすけ

知恵蔵mini 「阿部慎之助」の解説

阿部慎之助

プロ野球選手(捕手)。1979年3月20日生まれ、千葉県浦安市出身。安田学園高等学校時代から強打者として知られ、中央大学でも活躍した。2001年、ドラフト1位で読売ジャイアンツ入団。新人捕手開幕スタメンとして出場した初打席で初安打・初打点を記録し、翌02年にはベストナイン賞とゴールデングラブ賞受賞。10年から11年にかけては捕手の連続守備機会無失策1709のセ・リーグ記録を打ち立てた。12年には首位打者・打点王・最高出塁率者となり、最優秀選手賞と正力松太郎賞を受賞した。17年にはプロ野球史上49人目の2000安打、19年には史上19人目の通算400号本塁打を達成している。日本代表としては08年の北京五輪に出場し、13年の第3回WBCでは主将・4番・正捕手として活躍した。19年9月25日、シーズン限りの引退を発表した。(記録は19年9月現在)

(2019-9-26)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿部慎之助」の解説

阿部慎之助 あべ-しんのすけ

1979- 平成時代のプロ野球選手。
昭和54年3月20日生まれ。捕手。右投げ,左打ち。平成12年シドニー五輪代表。同年読売ジャイアンツにドラフト1位に指名され入団。13年から正捕手の座をつかむ。22年には44本塁打,リーグ1位の進塁阻止率を記録するなど,強打,強肩の捕手として活躍。24年首位打者(3割4分),打点王(104)の2冠,最高出塁率(4割2分9厘)もとり,正力松太郎賞,セリーグ最高殊勲選手賞(MVP)を受賞。同年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表に選ばれ主将。千葉県出身。中央大卒。

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