阿部正精(読み)あべ まさきよ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿部正精」の解説

阿部正精 あべ-まさきよ

1775*-1826 江戸時代後期の大名
安永3年12月24日生まれ。阿部正倫(まさとも)の3男。父の跡をつぎ,享和3年備後(びんご)(広島県)福山藩主阿部家5代となる。奏者番,寺社奉行をへて,文化14年老中にすすむ。藩財政の再建につとめ,義倉を設立して凶作対処文教も奨励し,菅茶山に「福山志料」を編集させた。文政9年6月20日死去。53歳。字(あざな)は子純。号は棕軒(そうけん)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android