精選版 日本国語大辞典 「陣幕」の意味・読み・例文・類語
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
軍陣において野外宿営の際などに、周囲を囲んで張り巡らす幕。軍幕ともいう。古く軍防令(ぐんぼうりょう)に兵士10人に紺布幕1張を要すとの規定もあり、奈良時代にも軍事に幕を用いたと思われる。『今昔物語』に、武人の寝所の周囲に防御のため大幕を張ったとの記事もある。風をはらむことにより矢の勢いをそいだものである。『前九年合戦絵巻』『後三年合戦絵詞(えことば)』には、すでに家紋をつけた幕を陣所に用いたようすが描かれている。室町時代には一定の形式も生じた。江戸時代の形式は、『本朝軍器考』などによれば幅は五幅(いつの)(約1.5メートル)、長さは2丈8尺(約8.4メートル)、幕をたてる串(くし)である幕串(まくぐし)は、大将10本、軍士8本、乳(ち)に通す手綱は白と黒と青の布縄で、定紋は5か所ないし3か所、7か所につけるとする。また陣幕を洗うことは不吉とされた。
[齋藤愼一]
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新