デジタル大辞泉 「陰芝居」の意味・読み・例文・類語 かげ‐しばい〔‐しばゐ〕【陰芝居】 1 拍子木・どらなどの鳴り物入りで、役者の声色こわいろだけで芝居の一場面を演じる芸。江戸末期、隅田川の納涼船の中で見世物として流行。2 陰で画策すること。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「陰芝居」の意味・読み・例文・類語 かげ‐しばい ‥しばゐ【陰芝居】 〘名〙① 物陰の暗いところや幕のうしろに隠れ、合い方や鐘、拍子木などの鳴物をふつうの芝居のように入れて、役者の声色をつかって演ずる芝居。影絵や切り紙の人形を使うこともあった。江戸末期から、隅田川筋に納涼船の多く出るころ、屋形船の中で演ずることが流行となった。影狂言。※雑俳・口よせ草(1736)「影芝居まくといはれて合点じゃ」② 一部の人を表面に立て、他は陰にまわって画策すること。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報