陰銭(読み)いんせん

精選版 日本国語大辞典 「陰銭」の意味・読み・例文・類語

いん‐せん【陰銭】

〘名〙 金銭代用として、紙に銭の形をえがき、死者遺体に添えて棺に入れるもの。いわゆる三途(さんず)の川の渡し賃と信じられている。六道銭。ぜにがた。紙銭

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普及版 字通 「陰銭」の読み・字形・画数・意味

【陰銭】いんせん

紙銭。

字通「陰」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の陰銭の言及

【紙銭】より

…中国で死者のために焚く紙製の銭。楮銭,冥銭,陰銭,冥票,冥鈔ともいった。新中国の一部地域や台湾では今でも行われている。…

※「陰銭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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