陳希夷(読み)ちんきい

精選版 日本国語大辞典 「陳希夷」の意味・読み・例文・類語

ちん‐きい【陳希夷】

中国、五代宋初の道士。名は摶(たん)。字(あざな)図南別号は扶揺子。後唐の明宗の招きに応じることなく湖北武当山で修行し、のち宋の太宗に召され徳政をしくよう進言した。儒・仏・道の三教を調和させた哲学を説き、宋学成立影響を及ぼした。九八九年没。

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デジタル大辞泉 「陳希夷」の意味・読み・例文・類語

ちん‐きい【陳希夷】

[?~989]中国、五代初の隠士真源河南省)の人。本名たんあざなは図南。号は扶揺子。後唐の明宗の招きを拒み、のちに太宗に仕え、の三教を調和させた哲学を説いた。

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占い用語集 「陳希夷」の解説

陳希夷

中国の唐の終わりから宋にかけての時代に、紫微斗数を作ったとされる人物道教の導士とも、仙人だったともいわれる。「神相全編」という人相手相秘伝書を著し、「陳希夷導引術」という現在の気功法のルーツを広め、118歳まで生きたという伝説がある。

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