陶鋳(読み)とうちゅう(英語表記)Tao Zhu

精選版 日本国語大辞典 「陶鋳」の意味・読み・例文・類語

とう‐ちゅう タウチウ【陶鋳】

〘名〙
陶器を焼くことと、金物を鋳(い)ること。とうじゅ。
② (転じて) 人を感化すること。人材を育成すること。とうじゅ。
※玉石志林(1861‐64)一「人をして其心神を陶鋳して、高妙天徳に達せしめ」 〔荘子‐逍遙遊〕

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普及版 字通 「陶鋳」の読み・字形・画数・意味

【陶鋳】とうちゆう(たうちう)

土器や金物を作る。〔荘子、逍遥遊〕之(こ)の人や、物之れを傷(やぶ)る(な)し。是れ其の塵垢粃糠(ひかう)(かす)も、將(まさ)にほ堯・を陶鑄せんとするなり。孰(たれ)か肯(あへ)て物を以て事と爲さん。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陶鋳」の意味・わかりやすい解説

陶鋳
とうちゅう
Tao Zhu

[生]宣統1(1908).湖南
[没]1969.11.30. 合肥
中国の政治家。長征に参加し,解放当時は人民解放軍中南軍区政治部主任。 1955年広東省省長,56年広東省党委員会第一書記となり,党八全大会で中央委員に選ばれ,58年の人民公社化運動では積極的役割を果し,特に 1960年代初めの経済困難期の農村政策によって 65年1月国務院副総理に選出された。 66年7月党中央宣伝部長,同年8月中央文化大革命小組顧問,同年 10月中央政治局常務委員となったが,まもなく江青らの文革派と衝突を起した。 67年1月「劉少奇,鄧小平路線の忠実な実行者」「中国中南地区のフルシチョフ,反革命両面派」であるとして批判され失脚した。その後3年以上北京中南海に幽閉され,69年 11月不遇なまま安徽省病死死後 78年末に名誉回復

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