陸中海岸(読み)りくちゅうかいがん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陸中海岸」の意味・わかりやすい解説

陸中海岸
りくちゅうかいがん

岩手県の太平洋側の海岸。三陸海岸のうち,岩手県の部分をいうが,厳密には南端陸前高田市大船渡市の海岸を除く。本州最東端(東経 142°4′21″)の重茂半島(おもえはんとう)にいだかれた宮古湾を境に,北は隆起海岸断崖が続く。南は沈降による典型的なリアス海岸屈曲に富む。豊かな漁場とともに宮古釜石大船渡などの近代漁港が発達。地震が多く,津波などの被害を受けやすい。三陸復興国立公園に指定され,内海美の瀬戸内海に対し,外洋に面する海岸が美しい。

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改訂新版 世界大百科事典 「陸中海岸」の意味・わかりやすい解説

陸中海岸 (りくちゅうかいがん)

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世界大百科事典(旧版)内の陸中海岸の言及

【三陸海岸】より

…北は八戸市東部の鮫崎(さめざき)から岩手県の陸中海岸を経て,牡鹿半島南端の金華山に至る長大な海岸。陸奥,陸中,陸前の3ヵ国にまたがることから三陸海岸と呼ばれ,大部分は岩手県に属する。…

※「陸中海岸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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