陽炎稲妻水の月(読み)カゲロウイナズマミズノツキ

デジタル大辞泉 「陽炎稲妻水の月」の意味・読み・例文・類語

陽炎かげろう稲妻いなずまみずつき

捕らえがたいもの、また、すばしこいもののたとえ。
「隠れ現れ―手にもたまらず防がるる」〈浄・烏帽子折

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「陽炎稲妻水の月」の意味・読み・例文・類語

かげろう【陽炎】 稲妻(いなずま)(みず)の月(つき)

手に取ることができないもののたとえ。また、動作がすばやくて身軽なもののたとえ。
※大観本謡曲・熊坂(1514頃)「取らんとすれども陽炎(かげらふ)稲妻。水の月かや姿は見れども手に取られず」

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