隔絶(読み)かくぜつ

精選版 日本国語大辞典 「隔絶」の意味・読み・例文・類語

かく‐ぜつ【隔絶】

〘名〙 かけはなれること。へだたって一切の関係がなくなること。
※済北集(1346頃か)八・煎茶軸序「自尊大而与衆隔絶」
※自由学校(1950)〈獅子文六〉その道に入る「マーケット通路だけは、付近世界から、まったく隔絶された、暗い、しかし、勢いのいい泥流の溝とも、思われた」 〔史記‐匈奴伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「隔絶」の意味・読み・例文・類語

かく‐ぜつ【隔絶】

[名](スル)かけ離れていること。遠くへだたっていること。「社会から隔絶した存在」
[類語]離れる隔たる遠ざかる遠のく離隔する遊離する乖離かいりする去る出るける外すあとにする分かれる割れる外れる分離離脱分裂分解解体独立分ける分割四分五裂切り離す断ち切るちぎれる張り裂ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「隔絶」の読み・字形・画数・意味

【隔絶】かくぜつ

さえぎる。〔漢書、匈奴伝上〕是の時、は東のかた貉(わいばく)・鮮を拔きて、以て郡と爲し、西のかた酒泉郡を置きて、以て胡と羌とずる路をす。

字通「隔」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android