障子絵(読み)ショウジエ

デジタル大辞泉 「障子絵」の意味・読み・例文・類語

しょうじ‐え〔シヤウジヱ〕【障子絵】

ふすま障子衝立ついたて障子などに描いた絵。

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精選版 日本国語大辞典 「障子絵」の意味・読み・例文・類語

しょうじ‐え シャウジヱ【障子絵】

〘名〙 ふすま障子、衝立(ついたて)、壁などに描かれた絵。また、絵の描いてある障子。
西大寺資財流記帳‐宝亀一一年(780)一二月二五日「補陀落山浄土変一鋪〈障子絵〈略〉在金銀華形釘、紫細布縁〉」

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世界大百科事典(旧版)内の障子絵の言及

【仏画】より

…厨子絵に描かれる諸尊の配置は,堂内壁画と密接な関係があり,壁画の伝統性をよく保持し,壁画形式を脱皮しえないまでも,堂内の所要の個所に安置することができるため,厨子絵によって仏画はようやく寺院壁画から離脱して,移動の自由を獲得するにいたった。(3)額絵 仏台や牙台と呼ばれる台上に柱を立てて〈補陀落山浄土変〉や〈薬師浄土変〉の額絵を装着する記載が《西大寺流記資財帳》(宝亀11年(780)奥書)にあり〈障子絵〉と注記され,この額絵形式は古くから存することが知られる。この種の遺品としてはわずかに《吉祥天像》(薬師寺)がある。…

※「障子絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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