障害者ボート競技(読み)しょうがいしゃぼーときょうぎ(英語表記)adaptive rowing

知恵蔵 「障害者ボート競技」の解説

障害者ボート競技

2008年の北京パラリンピック大会から正式種目となる。男女とも参加できるが、障害によって参加できる種目が決まっている。現在のところ、かじをとるコックス1人とこぎ手が4人のかじ手付きフォア(男女ミックスで、こぎ手は1人が1本のオール両手で持ってこぐ。こぎ手が座るシートはスライドする)、ダブルスカル(コックスはおらず、男女2人のこぎ手でボートを進める。こぎ手は1人が両手に1本ずつのオールを持ってこぎ、シートは固定)、女子シングルスカル(コックスなし、女子のこぎ手1人が両手に1本ずつのオールを持ってボートをこぎ、シートは固定)、男子シングルスカル(コックスなし、男子のこぎ手1人が両手に1本ずつのオールを持ってボートをこぎ、シートは固定)の4種目がある。競技ブイで仕切られた1000mの6つの直線レーンで行われる。

(藤田紀昭 日本福祉大学教授 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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