隠君子(読み)インクンシ

デジタル大辞泉 「隠君子」の意味・読み・例文・類語

いん‐くんし【隠君子】

俗世に交わらず山野などに隠れ住んでいる有徳の人。隠君。
別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「隠君子」の意味・読み・例文・類語

いん‐くんし【隠君子】

〘名〙
① 世を避けて隠れ住む有徳の人。高士
江談抄(1111頃)五「隠君子事。問云。隠君子名如何。被答云。淳歟。嵯峨源氏之類歟」
古今著聞集(1254)四「隠君子、琴を弾じ給ける空より、かげのやうなるものきたりていひけるは」 〔史記‐老子伝〕
② (周敦頤の「愛蓮説」に「菊、花之隠逸者也、牡丹、花之富貴者也、蓮、花之君子者也」とあるところから) 植物きく(菊)」の異名。《季・秋》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「隠君子」の解説

隠君子 (インクンシ)

植物。キク科キク属の草の総称。キクの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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