隠形(読み)オンギョウ

デジタル大辞泉 「隠形」の意味・読み・例文・類語

おん‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【隠形】

呪術じゅじゅつを用い、自分の姿を隠して見えなくすること。
「おそろしさに―の印を結びて、息を沈めてゐて見るに」〈沙石集・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「隠形」の意味・読み・例文・類語

いん‐ぎょう ‥ギャウ【隠形】

読本・本朝酔菩提全伝(1809)四「天狗に学得たる隠形(インギャウ)の術を以て、宵より爰(ここ)に隠れ居たり」

おん‐ぎょう ‥ギャウ【隠形】

〘名〙 呪法で、また、薬をのんで体を隠し、ひとに見せないようにすること。いんぎょう。
愚管抄(1220)三「こゑばかりにておこなひ給ひて、身は人にみえ給はざりけり。隠形の法など成就したる人は、かくやと覚えけるは」 〔晉書‐夏統伝〕

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普及版 字通 「隠形」の読み・字形・画数・意味

【隠形】いんけい

姿を隠す。

字通「隠」の項目を見る

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