隣里(読み)りんり

精選版 日本国語大辞典 「隣里」の意味・読み・例文・類語

りん‐り【隣里】

〘名〙 となりのさと。となりむら。近所となり。
※十七箇条憲法(604)「一曰〈略〉乍違于隣里然上和下睦」
地蔵菩薩霊験記(16C後)八「夜も明ければ隣里(リンリ)の道俗市をなしけり」 〔礼記‐問喪〕

となり‐ざと【隣里】

〘名〙 隣接する他の集落。隣在所。隣郷隣村
今昔(1120頃か)一五「然れば隣り里の人皆教信を名付て阿彌陀丸と呼びつ」

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デジタル大辞泉 「隣里」の意味・読み・例文・類語

りん‐り【隣里】

となりのさと。隣村。隣邑りんゆう

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普及版 字通 「隣里」の読み・字形・画数・意味

【隣里】りんり

周制では、五家を隣、五隣を里という。〔三国志、魏、王脩伝〕年七にして、母を喪(うしな)ふ。母、日を以てす。來里のに、脩、母を感念し、哀(かな)しむこと甚だし。里之れを聞き、之れが爲にを罷(や)めたり。

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