雇用・雇傭(読み)こよう

精選版 日本国語大辞典 「雇用・雇傭」の意味・読み・例文・類語

こ‐よう【雇用・雇傭】

〘名〙
① やとうこと。特に、当事者の一方労務者)が相手方(使用者)に対し労務を提供し、相手方がこれに報酬を支払うことで成立する契約。民法六二三条に規定。民法は対等な当事者間の自由な契約として規定しているが、実際には労働関係法規の適用によって修正される場合が多い。雇用契約
公議所日誌‐一四上・明治二年(1869)五月「故に不得已情状より起りて、彼の雇傭を受る者は、問はずして可ならん」
近代経済学で、土地・労働・機械等の生産要素を使用すること。
[補注]「雇用」は「雇傭」の書き換え。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android