雌性ホルモン(読み)シセイホルモン

デジタル大辞泉 「雌性ホルモン」の意味・読み・例文・類語

しせい‐ホルモン【雌性ホルモン】

雌の特徴を発達させ、卵などの形成を促すホルモン脊椎動物では卵巣から分泌され、発情ホルモン黄体ホルモンがある。エストロゲン女性ホルモン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雌性ホルモン」の意味・読み・例文・類語

しせい‐ホルモン【雌性ホルモン】

〘名〙 (ホルモンはHormon) 脊椎動物の雌の生殖器から分泌される性ホルモン。雌の特徴を発達させる。発情ホルモンと妊娠に関与する黄体ホルモンがある。エストロゲン。女性ホルモン。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「雌性ホルモン」の意味・わかりやすい解説

雌性ホルモン
しせいほるもん

おもに脊椎(せきつい)動物の卵巣から分泌されるステロイドホルモンで、発情ホルモンと黄体ホルモンの2種をさす。ヒトの場合は女性ホルモンともいわれる。卵巣のほか胎盤精巣副腎(ふくじん)皮質からも分泌され、主として生殖に関係する生理的機能を営む。

[守 隆夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の雌性ホルモンの言及

【女性ホルモン】より

…女性における性ホルモンで,広く動物をも含めて一般的にいう場合には雌性ホルモンという。女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類がある。…

【ホルモン】より

…魚類ではテストステロン,アンドロステンジオンのほかに,強力な11‐ケトテストステロンが雄性ホルモンとして存在する。(11)雌性ホルモン 発情ホルモンと黄体ホルモンの2群に分けられる。前者にはエストラジオール,エストロン,エストリオールがある。…

※「雌性ホルモン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android