雑口(読み)ぞうこう

精選版 日本国語大辞典 「雑口」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐こう ザフ‥【雑口】

〘名〙 種々の悪口雑言(ぞうごん)
浄瑠璃傾城吉岡染(1710頃)紙子雛形「まま子の足を打折てかたわにしたと、世の中のざう口に戸は立られず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「雑口」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐こう〔ザフ‐〕【雑口】

悪口を言うこと。雑言ぞうごん
「腰が抜けて弓矢の義を忘れしと、韃靼だったん人の―にかけられんは必定」〈浄・国性爺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android