雑水(読み)ぞうず

精選版 日本国語大辞典 「雑水」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐ず ザフづ【雑水】

〘名〙
① 牛や馬などの家畜飲料飼料
※運歩色葉(1548)「雑漿 ザウズ 飼牛之物」
滑稽本・大山道中膝栗毛(1817)初「がうぎと牛をひいて来た、みんなぞうずを付けにゆくのだ」
食器などを洗った水。
※羅葡日辞書(1595)「Aquarium〈略〉Zǒzzu(ザウヅ) ナドヲ スツル トコロ、または、スイモン」

ぞう‐みず ザフみづ【雑水】

〘名〙 よごれた水。すてるための水。
仮名草子・片仮名本因果物語(1661)下「百日程馬の真似して、雑水(ザウミヅ)馬桶(むまをけ)に入て呑(のま)せ」

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普及版 字通 「雑水」の読み・字形・画数・意味

【雑水】ざつすい

雑炊

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