難波焼(読み)なにわやき

精選版 日本国語大辞典 「難波焼」の意味・読み・例文・類語

なにわ‐やき なには‥【難波焼】

〘名〙 大坂高津(大阪市天王寺区高津)で延宝一六七三‐八一)の頃から焼き始めた陶器。はじめ高津焼と称した。雑器とともに茶器も製造した。なんばやき。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第四〇「花の火に其影うつる難波焼 梅は五つのはした天目

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「難波焼」の意味・読み・例文・類語

なにわ‐やき〔なには‐〕【波焼】

大坂高津近辺から産した陶器。延宝年間(1673~1681)ごろの開窯で、日用雑器・茶器などを焼いた。高津焼。なんばやき。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android