精選版 日本国語大辞典 「雨眉車」の意味・読み・例文・類語
あままゆ‐の‐くるま【雨眉車】
〘名〙 牛車の一種。屋形の屋根が唐破風造りに似た網代の造りで、白地に漆絵で小文を描いたもの。院、親王、摂関、大臣等が、直衣を着たときに乗る。網代庇車(あじろびさしのくるま)および檳榔庇車(びろうひさしのくるま)の種類がある。
※物具装束鈔(1412頃か)「一、車事 尼眉車〈関白太政大臣乗レ之〉」
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