雪の下(読み)ユキノシタ

デジタル大辞泉 「雪の下」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐の‐した【雪の下】

ユキノシタ科多年草。湿った所に生える。全体に毛があり、茎は紅紫色で地をはい、節から小苗を出して増える。葉は多肉質の腎臓形で、長い柄があり、裏面暗赤色。夏、20~50センチの花茎を伸ばし、白い花をまばらにつける。花びらは5枚あり、下の2枚が長い。葉をれ物の民間薬にし、食用にもする。虎耳草こじそう 夏》「手ふきただ垂れて狭庭さにはや―/石鼎
雪の下紅梅」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「雪の下」の意味・読み・例文・類語

ゆき【雪】 の 下(した)

(たら)をいう、女房詞。雪のおまな。
※女房躾書(室町末)「たらのうおおはゆきのしたといふ」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「雪の下」の解説

雪の下 (ユキノシタ)

学名Saxifraga stolonifera
植物。ユキノシタ科の半常緑多年草,園芸植物,薬用植物

雪の下 (ユキノシタ)

植物。キキョウ科の多年草,高山植物タニギキョウ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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