雪中(読み)せっちゅう

精選版 日本国語大辞典 「雪中」の意味・読み・例文・類語

せっ‐ちゅう【雪中】

〘名〙 雪の降る中。また、雪の積もった中。
性霊集‐五(835頃)請福州観察使入京啓「但知。雪中枕肱。雲峯喫菜」
※車屋本謡曲・車僧(1514頃)「実(げに)雪中に山路なし」 〔李商隠‐崔処士詩〕

ゆき‐なか【雪中】

〘名〙 雪の降る中。また、雪の積もった中。せっちゅう。
※まほら(1948)〈結城哀草果〉「雪なかを橇に箱のせ花売れり小花エリカの一束あはれ」

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デジタル大辞泉 「雪中」の意味・読み・例文・類語

せっ‐ちゅう【雪中】

雪の降る中。また、雪の降り積もった中。「雪中行軍

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普及版 字通 「雪中」の読み・字形・画数・意味

【雪中】せつちゆう

雪の中。雪裏。宋・軾〔写真を何充秀才に贈る〕詩 君見ずや州の別駕(唐・明皇旧職)眼、電の如きを 左手に弓を挂(か)けさまに(や)を撚(と)る 見ずや中、驢に騎(の)る孟然 眉に皺(しわ)よせて詩を吟じ、は山のごとく聳やかすを

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