雷の陣(読み)かみなりのじん

精選版 日本国語大辞典 「雷の陣」の意味・読み・例文・類語

かみなり【雷】 の 陣(じん)

雷鳴の時、宮中臨時に設けられる警固の陣。近衛将官清涼殿の孫廂(まごびさし)に伺候し弦打(つるうち)して天皇を守る。かんなりのじん。《季・夏》
延喜式(927)一二「凡内舎人雷鳴陣者、立春興殿西廂

かんなり【雷】 の 陣(じん)

※枕(10C終)二五八「かんなりのぢんの舎人」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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