雷魚(読み)らいぎょ

精選版 日本国語大辞典 「雷魚」の意味・読み・例文・類語

らい‐ぎょ【雷魚】

〘名〙 スズキ目タイワンドジョウ科のカムルチーとタイワンドジョウの通称前者朝鮮後者台湾を経て日本に輸入された。北海道を除く各地河川湖沼にすみ、他の有用魚を食う害魚として知られる。
親元日記‐文明一三年(1481)正月三日「一朝倉貴殿へ去歳暮美物今日進之雷魚五大蟹一来々十以上」

かみなり‐うお ‥うを【雷魚】

〘名〙 魚「はたはた(鰰)」の異名。《季・冬》 〔魚鑑(1831)〕

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デジタル大辞泉 「雷魚」の意味・読み・例文・類語

らい‐ぎょ【雷魚】

タイワンドジョウカムルチーの通称。ともに肉食性で、他の魚などを食害する。

かみなり‐うお〔‐うを〕【雷魚】

ハタハタのこと。秋田地方で、漁期の冬によく雷が鳴るところからいう。 冬》

ライヒー【雷魚】

《〈中国語〉》タイワンドジョウ別名

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動植物名よみかた辞典 普及版 「雷魚」の解説

雷魚 (ハタハタ・カミナリウオ)

学名Arctoscopus japonicus
動物。ハタハタ科の海水魚

雷魚 (カムルチー・ライギョ)

学名:Channa argus
動物。タイワンドジョウ科の淡水魚

雷魚 (ライギョ)

動物。カムルチーとタイワンドジョウの俗称

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