世界大百科事典(旧版)内の電力戦の言及
【電気事業】より
…そのうえ,この過剰は大同電力,日本電力等の卸売電力会社にはなはだしかったこともあって,20年代には阪神,京浜地方等において五大電力会社間で大口需要家の激しい争奪が行われた。いわゆる〈電力戦〉であるが,この競争の唯一の武器は電力料金の引下げであったので電力料金は顕著に低下した。これは工場電化を一段と促進し,電力多消費型重化学工業の発展を促したが,電力会社の経営は悪化した。…
※「電力戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」