震度階(読み)シンドカイ(英語表記)scale of seismic intensity

デジタル大辞泉 「震度階」の意味・読み・例文・類語

しんど‐かい【震度階】

震度

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

法則の辞典 「震度階」の解説

震度階【scale of seismic intensity】

マグニチュードは地震そのものの大きさを表現しているのに対し,震度は震源の深さや震央距離,観測点の地盤の強弱などによって変わる.いくつかの震度階が提案されているが,わが国で普通に使われている震度階は下記のようになっている(これは気象庁の制定になるものである).

0無感:地震計だけに感じ,人体には感じない.

I微震:静止している人,または地震に特に敏感な人だけに感じる.

II軽震:一般の人々に感じられ,戸や障子がわずかに動く.

III弱震:家屋が動揺し,戸や障子が音を立てて動く.電灯などの吊り下げた物体や器の中の水面の動きがわかる.

IV中震:家屋の動揺が激しく,据わりの悪い器物は倒れる.八分目ぐらい入った水が器からこぼれる.

V強震:家屋の壁に裂け目ができる.墓石や石燈篭が倒れる.煉瓦煙突土蔵などには破損が生じる.

VI烈震:家屋は倒壊し,山崩れ崖崩れが多数出現し,平地にも裂け目ができる.

VII激震:さらに被害甚大となる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android