精選版 日本国語大辞典 「霞草」の意味・読み・例文・類語
かすみ‐そう ‥サウ【霞草】
〘名〙
① ナデシコ科の一年草。中央アジアのカフカス地方原産で、切り花・花壇用に栽培される。茎葉ともに白粉を帯びた青緑色で高さ四〇~五〇センチメートルになる。葉は幅の狭い長楕円形で対生する。五、六月頃、細く枝分かれした花茎を伸ばし、その先端に径一センチメートルほどの五弁の白色花を多数つける。花を遠くから眺めるとあたかも霞がかかったように見えるのでこの名がある。むれなでしこ。はないとなでしこ。《季・春》
※秋風琴(1955)〈石原八束〉「海剛(こは)く晴れし真昼の霞草」
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