露気(読み)ろき

精選版 日本国語大辞典 「露気」の意味・読み・例文・類語

ろ‐き【露気】

〘名〙 露が生じるようなひんやりとした気配。また、露。
※再昌草‐文亀二年(1502)四月二一日「露気風光流几上、渓声山色溌欄干
※義血侠血(1894)〈泉鏡花〉八「天高く、露気(ロキ)冷かに、月のみぞ独澄めりける」 〔礼記注‐祭義〕

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普及版 字通 「露気」の読み・字形・画数・意味

【露気】ろき

露おく気配。清・燮〔題画、竹〕江秋、晨(あした)にきて竹を看、烟光日影、露氣(ろき)皆枝密動す。胸中勃勃(ぼつぼつ)としてに畫(ぐわい)り。其の實、胸中の竹は、竝(すべ)て是れ眼中の竹ならざるなり。

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