靄靄(読み)アイアイ

デジタル大辞泉 「靄靄」の意味・読み・例文・類語

あい‐あい【××靄】

[ト・タル][文][形動タリ]
雲やもやが集まり、たなびくさま。「朝もやの靄靄と立ちこめた高原
なごやかな気が満ちているさま。藹藹あいあい。「和気靄靄
「あの先生の―たる顔を思う時」〈長与竹沢先生と云ふ人

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精選版 日本国語大辞典 「靄靄」の意味・読み・例文・類語

あい‐あい【靄靄】

〘形動タリ〙
① 雲や靄(もや)が集まり、たなびくさま。
性霊集‐一(835頃)遊山慕仙詩「飛雲幾生滅、靄々空飛揚」 〔陶潜‐停雲詩〕
② 和やかな気分の満ち満ちているさま。
※翰林葫蘆集(1518頃)三・次韻少年「城裏相望一席天、朱顔靄々照人鮮」

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普及版 字通 「靄靄」の読み・字形・画数・意味

【靄靄】あいあい

もやがかかる。雲がたちこめる。晋・陶潜〔停雲〕詩 停雲靄靄として 時雨たり

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