青切符(読み)アオギップ

デジタル大辞泉 「青切符」の意味・読み・例文・類語

あお‐ぎっぷ〔あを‐〕【青切符】

《薄青色をしているところから。「あおきっぷ」とも》
もと国鉄二等乗車券。
交通反則切符

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「青切符」の意味・読み・例文・類語

あお‐ぎっぷ あを‥【青切符】

〘名〙 (切符が薄青色であったことから) もと、汽車賃が三段階に分かれていたときの、二等(古くは中等)の切符の俗称。
春潮(1903)〈田山花袋〉三「貧しき学生の身なるにも係らず、常に青切符を買ふのを常として」

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世界大百科事典(旧版)内の青切符の言及

【交通違反】より

…交通違反通告制度は,裁判手続以外の手続で罰金にかえて反則金を納入させることによって事件を処理してしまう制度で,かなり思いきった制度である。この制度によれば,比較的軽微な一定の交通違反が〈反則行為〉とされ,これを発見した警察官が所定の書面(いわゆる反則チケット・青切符)で告知の形式で行い,のちに警察本部長が反則金の納付を通告し,違反者が反則金を納付すれば刑事訴追されないことになっている。反則金は一種の制裁であるが刑事罰ではなく,前科にはならない。…

※「青切符」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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