青瓢箪(読み)アオビョウタン

デジタル大辞泉 「青瓢箪」の意味・読み・例文・類語

あお‐びょうたん〔あをベウタン〕【青××箪】

初秋の、まだ熟していない青いヒョウタン。青ふくべ。青ひさご。
やせて顔色の青白い人をあざけっていう語。うらなり。青箪あおたん
[類語]窶れる窶れ面窶れ旅窶れ所帯窶れ・頰がこける・痩せる細るせ細るける痩せこける痩せさらばえる憔悴しょうすいする肉が落ちるほっそりするスリムになるスマートになる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「青瓢箪」の意味・読み・例文・類語

あお‐びょうたん あをベウタン【青瓢箪】

〘名〙
① まだ熟していない青いヒョウタン。あおひさご。あおふくべ。《季・秋‐夏》
※俳諧・清鉋(1745頃)二「七月〈略〉青瓢箪 夏より生るもの也。前句夏ならば夏に用ん。発句には秋也」
② やせて顔色が青く、生気のない人を、あざけっていうことば。あおたん。うらなり。
※雑俳・柳多留‐二(1767)「赤がしら青ひゃうたんを抱あるき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android