非有非空(読み)ひうひくう

精選版 日本国語大辞典 「非有非空」の意味・読み・例文・類語

ひう‐ひくう【非有非空】

〘名〙 仏語万物実相は、有(う)(実在するもの)でもなければ有無を超えた空(くう)でもないとする観念中道。〔往生要集(984‐985)〕

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デジタル大辞泉 「非有非空」の意味・読み・例文・類語

ひう‐ひくう【非有非空】

仏語。いっさいのものは、有るのでもなく無いのでもない、いずれにも偏らないものであること。中道。

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