非活動海嶺(読み)ひかつどうかいれい

世界大百科事典(旧版)内の非活動海嶺の言及

【海嶺】より

…細長くて幅が狭く,こう配の急な斜面を両側に有する海底の高まりをいう(〈海底地形〉の項目の図1参照)。中軸沿いに浅い地震の列が観測され,海底が生成・拡大しつつあることが明瞭な大洋中央海嶺mid‐oceanic ridgeと,地震活動の列がみられず,中軸部の岩石の年齢も古い非活動海嶺aseismic ridgeとに分けられる。太平洋の南東部に見られる長大な高まりはこう配が比較的ゆるく,起伏もなめらかなので東太平洋海膨とよばれるが,成因的にはこれも大洋中央海嶺の一種である。…

※「非活動海嶺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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