非足(読み)ひそく

世界大百科事典(旧版)内の非足の言及

【蹴鞠】より

…すでに7世紀の半ば,中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が法興寺のツキ(槻)の木の下で鞠をけった話は有名であるが,12世紀ころから盛大になって,設備や技術の上にも一定の形式ができ,蹴鞠道としての完成をみるとともに,この種の芸道に関してはすべて技芸の中心的指導者による独占的家業として伝えられた。蹴鞠の演技者を鞠足(まりあし)といい,名手を上足(じようそく),未熟なのを非足(ひそく)という。練習は内鞠(うちまり),庭鞠(にわまり)といって室内や庭中でおこない,正式な競技に際しては懸(かかり)という特殊な施設をした地域でおこなった。…

※「非足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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