革命評議会[ビルマ](読み)かくめいひょうぎかい[ビルマ](英語表記)Revolutionary Council

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「革命評議会[ビルマ]」の意味・わかりやすい解説

革命評議会[ビルマ]
かくめいひょうぎかい[ビルマ]
Revolutionary Council

1962年3月のクーデター直後,憲法を停止し,議会を解散したネ・ウィン将軍により設置された,軍部首脳 17人から成るビルマ (現ミャンマー) の評議会。国家権力の最高機関とされ,議長立法行政司法の一切の権限を与えられた。4月に基本綱領「ビルマ社会主義への道」を公表。 73年 12月の憲法改正手続を終えたネ・ウィン政権は,ビルマ社会主義がその準備段階から開発段階に移行することを宣言。 74年1月新憲法を発布,同年3月2日革命評議会を解散して,代りに国家評議会,閣僚評議会ならびに人民議会を創設し,民政に移行した。

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