靴甲用人工皮革(読み)くつこうようじんこうひかく

世界大百科事典(旧版)内の靴甲用人工皮革の言及

【合成皮革】より

…また,合成皮革の後に人工皮革,スエード調衣料用素材などが開発されているが,これらを含めて合成皮革と呼ぶことは適当ではない。
[靴甲用人工皮革]
 靴甲用人工皮革または人工皮革と呼ばれるものは,初めアメリカのデュポン社が本格的な靴の甲材料として開発し,コルファムという商品名で発表(日本では1964年より発売),のち各国でもこの開発が進み,現在クラリーノ(クラレ)をはじめとして各種の商品が売り出されている(コルファムは1971年アメリカでの製造中止)。これらのものを合成皮革と区別して靴甲用人工皮革とし,JISにその試験方法および品質規定が規格化されている。…

※「靴甲用人工皮革」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android