音戸大橋(読み)おんどおおはし

百科事典マイペディア 「音戸大橋」の意味・わかりやすい解説

音戸大橋【おんどおおはし】

広島県呉市警固屋(けごや)町と倉橋島音戸町(現・呉市)の間,音戸ノ瀬戸にかかる道路橋。長さ172m,幅6mのアーチ橋で,音戸側はらせん高架道路になっている。1960年起工,翌年開通。瀬戸平清盛開削と伝える内海航路の要衝で,幅約90m,最大3ノットの急潮
→関連項目音戸[町]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の音戸大橋の言及

【音戸[町]】より

…人口1万6264(1995)。本土の呉市とは急潮で知られる音戸ノ瀬戸によって隔てられていたが,1961年音戸大橋が完成して陸続きとなり,西の能美島とは早瀬大橋(1973完成)によって結ばれている。本土の警固屋(けごや)(呉市)と相対する中心市街の音戸は,かつては御塔(おんとう),穏渡ともいい,瀬戸内海の要港であった。…

【音戸ノ瀬戸】より

…もと地峡であった所を,平清盛が本拠地福原の大輪田泊(兵庫港)から厳島神社に至るために開削したものといわれる。島と本土とは小型渡し船で結ばれていたが,1961年瀬戸をまたぐ音戸大橋(全長172m)が架けられた。らせん型高架橋とループ式道路をとりいれた構造は世界的にも珍しく,吉川英治文学碑もある公園からの展望がよい。…

【倉橋島】より

…両町合わせた人口は2万4627(1995)。1961年北端の音戸大橋が完成して呉市に陸続きとなり,さらに早瀬大橋で西方の能美島と,鹿島大橋で南方の鹿島と結ばれた。島全体は黒雲母花コウ岩からなるが,広島県西部を特徴づける北東~南西方向に走る数本の断層線で分断されているため,地形は同方向に走る細長い山塊と,その間に深く食い込む入江によって特徴づけられる。…

※「音戸大橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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