精選版 日本国語大辞典 「預物」の意味・読み・例文・類語
あずけ‐もの あづけ‥【預物】
※蜷川文書‐文明一八年(1486)一二月・政所方沙汰条目「一・諸質物事、一・諸借物并預物事」
※虎明本狂言・富士松(室町末‐近世初)「わたくしのではござらぬ、人のあづけものでござる」
あずかり‐もの あづかり‥【預物】
〘名〙
① 他人から預かっている品物。
※多聞院日記‐天正四年(1576)五月一五日「原田一類の衆預り物あらば、帋一枚のこさず可レ被レ出」
② 借り物。
[語誌]→「あずけもの(預物)」の語誌
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報