頓狂(読み)とんきょう

精選版 日本国語大辞典 「頓狂」の意味・読み・例文・類語

とん‐きょう ‥キャウ【頓狂・頓興キョウ

〘名〙 (形動) せっかちで間の抜けたふるまいをすること。調子はずれの言動をすること。また、そのさま。おどけ。ひょうきん。とんきょ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
談義本・教訓雑長持(1752)一「喜作とんきゃう成る声を上て」

とん‐きょ【頓狂】

〘名〙 (形動) =とんきょう(頓狂)
※改正増補和英語林集成(1886)「Tonkyo(トンキョ)ナ オンナ」

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デジタル大辞泉 「頓狂」の意味・読み・例文・類語

とん‐きょ【頓狂】

[名・形動]とんきょう(頓狂)」に同じ。
「―な事をしていたのに気が付いた」〈有島或る女

とん‐きょう〔‐キヤウ|‐キヨウ〕【頓狂/頓興】

[名・形動]だしぬけに、その場にそぐわない調子はずれの言動をすること。また、そのさま。「―な声を上げる」
[類語]すっ頓狂

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