領家変成岩（読み）りょうけへんせいがん

精選版日本国語大辞典「領家変成岩」の意味・読み・例文・類語

りょうけ‐へんせいがんリャウケ‥【領家変成岩】

〘名〙中央構造線に沿ってその北側に発達する変成岩。片麻岩・雲母片岩などを含み、花崗岩(かこうがん)を伴う。天龍川中流の静岡県浜松市佐久間町奥領家の北方に分布するところからの名。

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百科事典マイペディア「領家変成岩」の意味・わかりやすい解説

領家変成岩【りょうけへんせいがん】

長野県諏訪湖南から九州国東(くにさき)半島（多分さらに八代付近）まで，中央構造線の内側に断続分布する片麻岩，雲母片岩類。古生〜中生層を原岩とすることは明らかだが，変成の時期は放射年代から白亜紀から古第三紀とされる。このころのアジア大陸における広範囲の花コウ岩の活動の前縁変成帯と推定されている。分布は広域だが，典型的広域変成岩というより，接触変成岩との中間型。

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